時は、十九世紀、琉球王朝末期。
王宮の美少女宦官・真鶴の苛烈な人生、前半戦。
女性として生まれた真鶴。科試(中国で言う科挙)は男性しか受ける事が出来ず 孫寧温と名前を変えて、
科試に合格し、宦官と偽って、評定所(行政機関)で外交、財政、王朝内での権力闘争、
阿片問題等の対応を公明正大に行う。
そんな中、清国の紫禁城から追い出された野心家のエロおやじ徐丁垓(宦官)
が国相にまで成り上がり王朝を乗っ取ろうとする。
徐丁垓を亡き者にしたが、彼の策略により、同期の朝薫も孫寧温を疑い始め、
薩摩藩の雅博の訴えがあり斬首は、逃れたが孫寧温は島流しとなってしまう。
一気読みでした。下巻が楽しみ。

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