今朝の読売新聞朝刊“人生案内“。
20代公務員女性からの相談で、親との付き合い方についての相談です。詳しくは、新聞を読んでください。
相談を受けた回答者<哲学者 小川仁志さん>の抜粋です。
ニーチェは、ユニークなことを言っています。『人生を理想化すればよい。』ただし、この場合の理想化とは、絵画鑑賞のごとく粗が見えないちょうどよい距離に立つことを指しています。確かに、ちょうどよい距離で眺めた時、初めて、絵画は理想的な姿として立ち現れます。それと同じで、親の理想に合わせるのではなく、かと言って自分の理想を当然のように突きつけるのでもない。そんなちょうどよいスタンス(バランス)が、人生を理想的にするという訳です。
これは、母娘関係に限らず言えることだと思いました。
この距離間が判ってくると、自然に自分の主張を100%するのではなく、その塩梅(さじ加減)も判ってくるのではないでしょうか?
そんな気がします。