天使の爪(下巻) 大沢在昌著

神崎アスカもヴォーク(狼)もコワルスキー博士による脳移植で他人の体を手に入れた。
神崎アスカの場合は、全脳を移植。一方ヴォーク(狼)は自我と記憶を司る脳の部分だけを
移植。
ロシアンマフィアは北海道での日本ヤクザと取引が増え、日本にも進出してくる。
偽ドル札も取引の一つであるが、チェチェン人に横取りをされてしまう。
その回収もありロシアンマフィアから偽ドル札の回収の依頼を受け、ヴォーク(狼)
が来日する。
一方で、コワルスキー博士は神崎アスカは日本では、脳移植は認められておらず、日本に寄港している
米海軍の軍艦の中で脳移植の手術を行う。
その後、アスカの術後観察の為、日本行きを決める。
ロシアは、昔でいうKGBのような組織SVRが2つのチームを日本へ送り込む。
1つは、偽ドル札の回収。もう1つは、コワルスキー博士からの脳移植経過情報。
CIAも日本でのSVRの動きを捉えており、偽ドル札の回収とコワルスキー博士からの脳移植手術
のノウハウを手にいれる行動を起こす。

神崎アスカ、彼女の恋人である古芳、日本のヤクザ、ロシアのヤクザ、SVR、

CIAがそれぞれの利権の為、日本で戦々恐々の行動を起こす。
最後に笑う者は、いるのか?居るなら誰?

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