時は流れて、1996年。
高樹治郎の息子(高樹和希)は、父と同じ東日新聞社に入社し、新聞記者となる。
田岡総司の息子(田岡稔)も父の後継者となり政治の世界に入る。
高樹和希は、投資詐欺事件で摘発された中央経済会から民自党議員が違法な政治献金を
受けている事実を見つける。
東日は証拠集めを行い、この事件をスクープするが、実は、この一連の事件は、
田岡総司が仕掛けた罠であった。
投資詐欺事件の当事者も違法な政治献金を受けた民自党本人も無罪放免となる。
その責任を取る人事が東日新聞社で行われ、
高樹治郎は博多へ、息子の高樹和希はミニ支局と言われる石巻へ事実上、
左遷される。
父である高樹治郎は、田岡総司との因縁の戦いを決心し、息子に洗いざらい今までの
経緯を話す。
田岡家との闘いが次世代に引き継がれた。
今の所、高樹治郎の0勝2敗。
最後に一矢報いることができるか?
第三部へ続く。