時のみぞ知る<下巻> ジェフリー・アーチャー著

ハリー・クリフトンとエマ・バリントンはお互いに惹かれ合い、結婚式を迎える。
結婚式当日。オールド・ジャックの告白で、両名の父親は同じ父であることを告げられる。
エマは父ヒューゴーを軽蔑し、ハリーは絶望の淵に。結婚式はお流れになる。
ハリーは廻りから姿を消す為に英国海軍の入隊を希望する。運よく、入隊前に輸送船『デヴォニアン』の乗船の機会
を得て、航海のKnow/howを学ぶ。
英国は、弱腰外交、二股外交で有名なチェンバレン首相時代。
ヒットラーとスターリンによる独ソ不可侵条約により、ドイツはポーランドへ侵攻。
そしてドイツと英国は戦争状態になる。
輸送船『デヴォニアン』はUボートの魚雷で沈没。多数の死者を出す。
偶々、ハリーは、米国船に助けられる。
ハリーも重症を負っていた。隣のベッドには、同じく救助されたトム・ブラッドショー三等航海士が居たが、亡くなってしまう。
ハリーは、トムになりすます事を決心。トムは3年以上、米国に帰っていない事もハリーにとっては好都合であった。
無事、ハリー(トム)は米国に始めて上陸するが、警察に逮捕されてしまう。
トムは、一級殺人罪で指名手配されていた。

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