トランプ氏、週内の停戦合意に期待…「露とウクライナは巨額の富を築ける」と米からの見返り強調
トランプ大統領(20日、米ワシントンで)=ロイター© 読売新聞
【ワシントン=池田慶太】米国のトランプ大統領は20日、自身のSNSへの投稿で、ロシアによるウクライナ侵略の和平交渉に関し、週内の停戦合意に期待を示した。合意すれば米国から経済的な見返りがあると強調し、双方に歩み寄りを迫った。
投稿では「ロシアとウクライナが今週、合意を結ぶよう願っている。双方はその後、繁栄している米国と大規模なビジネスを始め、巨額の富を築くだろう」と訴えた。トランプ氏はこれまでに、どちらか一方が合意を困難にした場合、和平仲介から手を引く考えを示している。
米国とウクライナ、欧州主要国は、17日に続いて今週も和平実現に向けた対応を協議する見通しだ。米国は並行してウクライナの天然資源の権益に関する協定を巡り、ウクライナと署名に向けた協議を予定している。