著者は、東大農学部出身のフリーライター。
東大卒ならエリートコースに進んで順風満帆な人生を送っていると
思っていた。この本を読むまでは。
東大卒も仕事、人間関係、職場でのいじめ、将来について悩み、自ら命を絶ってしまう人も
居ることが判った。やはり東大を卒業した人も血の通った”人間”なのです。
東大は、生まれてから親の期待を一身に背負い、勉強でいい点をとってきた人達の集団
で私なぞ、足元にも及ばないと思っていました。
著者は最後に高学歴ゆえに生きずらさを感じている人達へ、生き抜くための4つのヒント
について述べています。
1.自分の学歴、学校歴(出身大学)を忘れる。
2.環境が合わなければ速やかに脱出する。
3.自分と他者を比べない。
4.加点法で考える。
2.~4.は何も東大を卒業した人だけではない生きるヒントだと思います。
4.加点法で考える。
テストでは100点満点で間違えていれば、減点される。つまり、最高点は100点。
でも人生で、減点法に陥ると失敗しないことだけを考えて行動してしまう。
こんな詰まらない人生は嫌だ。
減点されても、一発かっ飛ばして加点すれば、200点にも300点にもなる。
人生はそうあるべき。

