島流しになった孫寧温であったが、首里天加那志である尚秦王の世子を産む為にあごむしられ様として美貌である真鶴が王宮に迎えられる。
一方で黒船ペリーが琉球に立ち寄り、孫寧温が尚秦王の命により王宮へ復帰する。
王宮で真鶴と孫寧温の二役を演じなければならなくなった真鶴。
ペリー提督と交渉を行い、琉球は孫寧温の手腕により植民地となる事を回避することができた。
実の兄が真鶴は孫寧温(宦官)あることを暴露してしまう。
真鶴は同じあごむしられ様である親友の真美那の機転により明(息子:尚秦王の子)と遍照寺に逃げる。
清国の国力は弱まり、大政奉還で日本は近代化を行い、明治時代となる。
尚秦王は東京に移り、同期であった朝薫兄、長年のライバルであった真牛は自ら命を絶つ。
琉球王国は、1879年若夏に沖縄県となった。
最近読んだ小説で一番面白かった小説です。一気読みでした。
U-Nextで見れる事がわかりました。5月のG/W中に見ようかな?
