死もまた我等なり ジェフリー・アーチャー著クリントン年代記 第二部

ハリーは刑務所に服役することとなった。
同じ刑務所に服役中のマックス・ロイドと知り合う。
ハリーは、獄中で日記を記すことにした。マックスは、その日記が面白く
毎回ハリーの日記を見せてもらう。マックスの出所が決まり、マックスはハリーに
今後も日記を手紙として自分宛に送ってもらうようにお願いをする。
マックスは出所後、ハリーの日記をあたかも自分が書いたものとして出版する。
これが米国のみならず英国でも大ヒットする。
ハリーが書いた母メイジ―宛ての手紙は確かにメイジ―に手渡されたが、メイジ―は
文字が読めない。手紙をそのままにしておいた処、メイジ―の兄スタン・タンコック
がその手紙を読んでしまう。
タンコックは手紙の内容をヒューゴ・バリントンに話してしまう。
ヒューゴはタンコックからその手紙を高額で買い取り、燃やしてしまう。

一方、エマは、ハリーがUボートで英国船が撃沈され、その後、運よく米国艦隊に助けられた
のではないか?と疑問を持ち、米国を訪問する。
いくつかの手がかりを得る。
同時にマックスが出版している日記の内容がハリーの人生と酷似していることから、この日記はハリーが書いたものではないかと疑う。
幾つかの証拠を手に入れ、最終的にマックスはこの事を認める。

ヒューゴ―には娘エマ以外にもう一人の娘が居た。
オルガ・クラシ―ナとの間に出来た子である。
結局、オルガとヒューゴは言い争いになり、オルガはヒューゴをペーパーナイフで殺害してしまう。
その後、自分は列車に飛び込み、自らの命に終止符を打つ。

ハリーは出所後、米軍に入隊する。ここでも重症を負いながらも敵と戦い、晴れて自由の身となる。
エマと再会し、息子に始めて会う。
ハリーはそのまま文筆活動を続ける。
ハーヴェイ卿により、亡くなったヒューゴーの後を誰が引き継ぐか裁判が行われる。
ハリーは元々、後を継ぐ気持ちはなく、弟であるジェイルズに譲るつもり。
しかし、ハリーはヒューゴ―の実子である証拠が続々と示される。
・色盲である事。
・メイジ―RH-、ヒューゴ―RH- そしてハリーRH-
・メイジーとヒューゴが関係を持ってハリーが生まれるまで9か月。一方、実父と言っている男とは6か月。
裁判の判決はいかに?(第三部へ続く)

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