今朝の読売朝刊の人生相談。
40代の会社員女性。未婚で一人暮らしです。周囲の人の結婚や妊娠、出産などの話題を聞くたびに怒りを感じたり、ひがんだり、いじけたり、落ち込んだりしてしまいます。同僚が職場に配偶者や子どもを連れてきたり、職場外で家族連れの知人に会ったりした時も同様です。人の幸せを喜べるようになりたいです。
私は母子家庭で育ち、母は再婚しています。家族との関係が悪く、親戚とも疎遠です。現在好意を寄せる相手には家庭があるため進展は望んでいません。持病の影響で妊娠や出産が難しく、将来的にも結婚は考えていません。誰にも頼れず、自分一人の力で生きていこうと必死に働いています。
自分の境遇と人の幸せは別のことで、大切な友人や職場の後輩らの結婚や出産などは喜ぶべきだとわかっています。どうしたら人の幸せを祝福できるようになりますか。(栃木・V子)
◇大日向 雅美(大学学長)
周囲の人の幸せを喜べないとのことですが、あなただけでなく、多くの人が一度ならず経験する感情ではないでしょうか。
ご自分を責める必要はありませんが、幸せな人を見て妬むのは、たしかにつらいことです。ただ、そこには自分も幸せになりたいという強い感情が潜んでいることに気づくことが大切で、そのエネルギーを上手に使ってみてはいかがでしょうか。自分にないものを求めて、手に入らないことにこだわれば、みじめになるだけです。今持ち合わせているものにしっかり目を留め、それを評価することをおすすめしたいと思います。
あなたは孤軍奮闘の境遇にあっても懸命に生きていらっしゃいます。職場でしっかりと仕事をこなして自活の道を手にしている。心ひかれる人がいても、その人の境遇を配慮して道を外さない理性もお持ちです。
逆境にあってもけなげにりんとした姿を貫ける、人としてこれ以上ない確かな生き方を手にされていると私には思えます。そんなあなたの生き方を認めて素敵だと思っている人がきっといるはずです。何よりもあなた自身が認めることです。そのためにも、幸せの姿は人それぞれだということをしっかり心に刻んでください。
私も母子家庭で育って、結局ご縁もなく。。。
でも回答者も言っているように、『幸せの形はひとそれぞれ。』です。
兎に角一生懸命働いて、余剰金で投資して資産を増やしていけば、定年後の自由な毎日も楽しいですよ。
今の時代、親の面倒を一切見ない子供達が沢山います。こういう人達の老後は決して明るくありません。また、人には”寿命”があって、片方が亡くなった後、子供にも頼れない、孤独に過ごす人達は益々増えていくでしょう。
そう考えると、我々、ご縁のなかったけれども、長い間、一人で生活している強みがあります。免疫があります。
私は、今、悠々自適に好きなことをして過ごしています。
旅行・趣味・ボランティア活動と結構忙しく、楽しく毎日過ごしています。
会社員時代のストレスの溜まる生活から解放されて、生き生きしていると思います。
(本当に、どこの部署へ配属されても心底嫌な奴っているよね。(笑))