①ハリー・クリフトン
ハリー・クリフトンが投獄されているアナトーリィ・ババコフの代わりに発行した『アンクル・ジョー』
がノーベル文学賞を受賞する事になる。残念ながら、ババコフは受賞前に心臓病で他界してしまう。
代わりに、ババコフの妻アナトーリィ・ババコフ、ハリー、エマがスウェーデンのストックホルムで開催
される授賞式に参加し、ハリーは授賞式で名演説を行う。
その後、ソビエト政府から、ババコフの葬儀の参列を許され、アナトーリィ・ババコフは、葬儀に参加後、
米国へ帰らず、そのままソビエトに滞在する事を決意する。
ハリー、エマ帰途に就く為、空港へ行き、そこで以前、ハリーがモスクワへ行った際、
いろいろとあったマリンキン大佐に再会し、贈り物をもらう。
飛行機の中でその贈り物を確認すると、ソビエト政府がハリーから押収し、すでに燃やしてしまった
と思われていた『アンクルジョー』であった。
②カリン・ベンジャリー
ジェイルズ・バリントン恋人であるカリンは実は東ドイツの諜報機関”シュタージ”に所属するスパイである。
英国のMI-6もそれはお見通しであり、カリンに二重スパイになるよう打診する。
しかし、その事が、”シュタージ”にバレてしまい、カリンの上司であるペンジュリーによって射殺されてしまう。
③ヴァージニア・フェンウイック
相変わらずの悪事を行う。
虚偽証言の工作、企業乗っ取り、裁判の不正操作、私怨による陰謀
④セバスチャン
一度は別れたサマンサとよりを戻し、結婚することになる。やはりジェシカは、セバスチャンの実娘であった。
⑤ハキム・ビシュラ
空港でヘロインの運び屋と疑惑をかけられ、留置場に入れられてしまう。
裁判では彼に不利な証言もあり、陪審員による最終判決は余談を許さない状況であったが、
上級税関職員の証言で、客室乗務員が、大金を見返りにラゴスからロンドン行のナイジェリア・エアウエイズ
のファーストクラスの乗客のバッグに13オンスのヘロインを忍び込ませたことを認め、そのバッグには
HB(ハキム・ビシュラ)というイニシャルが入っていた。大金を与えた黒幕は、エイドリアン・スローン。
