合田刑事の執念が実を結ぶ後半。
同じ1976年の南アルプス(北岳)で偶然重なって起きた、2つの事件
①「城北大学山岳部の事件」
城北大学山岳部の5人(木原、松井、浅野、野野村、そして水沢と同姓同名の「水沢」)には、それぞれ秘密があった。
例えば、医師の浅野は、医学部受験時に点数が足りず、数千万円払って、足りない点数を買って
合格した。
木原は、城北大学に残るが、当時左翼であった野々村との確執がある。
その野々村から久しぶりに連絡があり、木原は、南アルプス(北岳)の登山をしないか誘う。
そこで、野々村を殺害する。
②「水沢裕之の過去の一家心中」
水沢の両親は、一家心中を試みるが、水沢裕之だけ助かる。
このトラウマと後遺症から、彼は「暗い山」の幻影と精神の変調(発作的な人格)を抱えて育つことになる。
時は流れ、城北大学山岳部の5名は、社会で成功を収め、それなりの社会的地位に就く。
精神的に不安定となった水沢裕之は精神病院に入院する。
そこで彼は、同じ病棟にいた患者が書き残した「日記(ノート)」を手入れる。
そのノートには、過去に城北大学山岳部が北岳で起こした隠蔽事件の詳細と、
関わったメンバー5人の名簿(頭文字をとったM・A・R・K・S)が記されていた。
水沢の精神に変調をきたした人格(MARKS)は、幼少期の一家心中によって植え付けられた「死や山への囚われ」と、
ノートで知った山岳部の罪を同調させていく。
かつて山で罪を犯した山岳部メンバーたちが社会で成功し、水沢裕之はそれを許せなかった心情も重なって
彼等を**恐喝・標的(ターゲット)**とし、次々と殺害を実行していくことになる。
合田は、逃走している水沢がかつて一家心中があった南アルプス(北岳)に行くのではないか?と推理し、
そこへ向かう。
一家心中を行った時に立ち会った刑事も一緒に。
そこで、水沢は亡くなっていた。






