NHKドラマ『ひとりで死にたい。』

前から見たいと思っていたドラマ。昨晩、第一話が放映された。

私は男であるが、かなり痛い処を突かれた。

人というのは、自分では判っている将来確実にやってくる問題に、真摯に向き合う勇気もなく、ダラダラと放置してしまう傾向にある。

私の場合、このドラマの主人公と異なるのは年齢が四半世紀上であり、親の介護は終わってしまった。

健康には気を遣い、お酒は滅多に飲まない。スポーツジムで運動。交通機関もなるべく使わず歩くようにしている。食べ物もなるべく自炊にして、食事の量をコントロールしてなるべく安い食材は避けている。

確かに、定年後は、仕事とは無縁になる。社会との繋がりは大切なので、習い事・ボランティア活動を通して、社会との接点を維持している。

私にとっては、将来、体が思うように動かず、誰かの助けが必須になるまでの期間が人生の最後の黄金期と捉えています。

勿論、将来お世話になるであろう介護付老人ホームも今からよさそうな処をあたっています。

勿論、高級老人施設です。

子供が親の介護をするのが当たり前と言われていた昭和。

今は、子供が親の介護を拒否する時代でもあります。実際、私の廻りの知合いも一切親の介護はしませんでした。

このドラマ、ある意味、身につまされるドラマですが、今後の展開が気になります。

主人公には、落ち込むこともあろうかと思いますが、前向きに生きて欲しい。

主人公は綾瀬はるかが演じています。

主人公は、仕事と私生活が充実していて、結婚など考えもしなかったのですが、好きだった伯母の孤独死を見て、将来に不安を抱きます。

私の場合は、別に仕事も私生活も充実していた訳ではなく、ただただ単に、ご縁にめぐまれなかっただけです。諦めがつくのも割と早かったような気がします。

時々思う事は、経験したことがないからその有難みも私には理解できないのは良い点だと思います。

例えば、離婚してしまった後、一人でぽつんと自宅で食べる食事。

一度家庭を持ったことがある人にとってはこの光景は地獄絵図だと想像できますが、私には、そういう経験がなく、当たり前と思っている節があります。これは私の強みかも知れません。

人生、いろいろです。一つ言えることは、いくつになっても興味を失わず、果敢に挑戦する姿勢がとても重要だと思っています。

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