殺人の門(上) 東野圭吾著

歯科医の父を持つ主人公、田島和幸。
と豆腐屋の倅、倉持修を中心とした物語。
田島の母は姑と仲が悪く、姑の介護は一切せず、家政婦が
代わりに世話をしている。
父は、その家政婦と夜な夜な男女の関係を謳歌している。
一方、母は、砒素による姑への殺害の嫌疑をかけられる。
母はその関係を知っていることも重なって、離婚する。
父親に引き取られた田島和幸は、高校でバイト先の同じ歳の女学生に
淡い恋心を抱くが、倉持修に取られてしまった上に、彼女は妊娠し、自殺。
実は、その子は、倉持修の子供ではない可能性も出て来る。真偽は闇の中。
離婚した父は夜の女にうつつを抜かし大金をつぎ込んでしまう。
その後、父はアパート経営を始めるが、これもうまく行かず、そんな時
その夜の女と再会し、全財産を失ってしまう。
田島和幸は親戚を転々とし、高校卒業後は大手メーカーの組立工に就職する。
何とか生活も軌道に乗りつつあった時に、倉持修と再会する。
倉持は、ねずみ講の上手い話しを田島に紹介し、工場内でいじめをしていた藤田を
ねずみ講に誘う。元々のねずみ講を企てた会社は、雲隠れして消息は判らなくなり
藤田は借金を抱える。藤田は会社に田島の企てを暴露し、最終的に田島は会社をクビになる。
悶々としていた時に、倉持が自分の家に居候しても良いと話を持ち掛け、
今度は”金”を高齢者に売る仕事を田島に持ち掛け、田島は倉持と一緒にその仕事を
始める。
ここで上巻終わり

何度も田島は倉持に再会する度に殺害を企てるが、彼の口八丁手八丁に絆され、計画は
中頓挫してしまう。

頁をめくる手が止まらず、中毒性のある物語です。

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